2012/03/05

ぼくの母校の話。

金曜・土曜は母校の文化祭のために費やした2日間となった。

金曜の朝イチで岐阜から京都へ移動して、その足で母校まで。夕方まで作業した後実家に戻った。実家へ向かう電車内で寝てしまい、目が覚めたら実家の最寄り駅でドアが開く瞬間だった。あぶねー。うっかり快速に乗り遅れて最寄り駅どまりの電車に乗っててよかったよ。

で、土曜は朝から母校で文化祭本番。同窓会役員としてわちゃわちゃやってきた。文化祭プログラムの間違い探しに正解したらうっかり校内放送でインタビューに答えてしまう羽目になっちゃったり、打ち上げの記念写真のシャッター押しをやったり、とそこそこ目立ってしまい少し反省。

しっかし、まあ、なんですか、高校生って元気すぎる。模擬店宣伝の校内放送ひとつにしても「みなさーん、盛り上がってますかぁーっ!」ってハイテンションだし、打ち上げにしても突然クラッカーをパーン!と鳴らして誕生日祝ったり、写真撮影に大あらわ。今年22歳の人間にとっては完全にノリについていけず、こんな時期がオレにもあったんだよなあ・・・と妙な感傷に浸りながら見守ることしかできないのだった。

こうして2日ぶりに母校の空気にたっぷり触れたわけなのだが、やっぱうちの母校ってすげーなー、とか思った。

うちの母校は先生同士のチームワークが抜群な上、先生と生徒の距離がかなり近くて、生徒がものすごく先生を信頼している印象がある。これはぼくが在籍してた時から全く変わってない。生徒が先生をあだ名で呼ぶことも日常茶飯事(ぼくも高校の頃普通に先生をあだ名で呼んでた)だし、逆に先生が生徒をあだ名で呼ぶことも普通だ。なんだろう、生徒は先生を一種のお兄さんお姉さんっぽい感じで接してるんだろうな。

まあ、度が過ぎて完全に友達感覚で先生に接してる生徒もいるのは事実だが、それでもその態度をみてると「あ、この子、この先生のこと心から信頼してるんだなー」っていう気持ちは伝わってくる。そうじゃなかったら、軽音部のバンドステージで、先生と生徒が一緒に演奏することなんてないだろう。

これを聞いて、なんだその学校はけしからん、っていう人ももちろんいると思う。けど、ぼくはこんな学校も全然アリだと思う。全部の高校が同じような教育をしててもつまらない世の中になるだけだ。こんなスタイルの学校があっていいじゃないか。みんな違ってみんないい、というやつだ。

ぼくが母校に在籍してる頃はまったくそんなことは思わなかったのだが、周囲が就活就活してる中なので嫌でも将来を考えなければならない今の時期に母校に触れると、こういう職場なら楽しく働けるかもしれない、なんて、思ったり思わなかったり。少なくとも、これからの生き方を考えるいい機会になったな、と思う。

在籍中に比べて卒業して京都すら離れた今の方が母校が好きだなー、って思うし、帰省して顔出すたびにものすごく歓迎されたり、知らん間に卒業してから赴任された先生とも仲良くなったり、「またいつでも寄ってやー!」って言われたりするのって、嬉しいことだし幸せなことだよなぁ、と感じる。いつまで母校に甘えてるんだ、とか言われそうだけど。

・・・このページは実は母校の一部の先生が思いっきりチェックしている。だからなんだかこれアップするのけっこうこっ恥ずかしいんだけど、まあいいや。

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