ちなみに、京セラドーム大阪は昨年4月の復興支援試合以来。公式戦ともなれば2010年9月の西岡剛200本安打&猛打賞新記録達成試合までさかのぼるらしい。そんなにきてなかったのか。
さて、とりあえず、結果から先に書くと。
1-0の9回裏、守護神薮田がバルディリスに痛恨の逆転サヨナラ2ランを献上。これでバルディリスはなんと4試合連続ホームラン(つまり、前カードの西武戦は3試合ともホームラン打ってることになるのか)な上、昨日もサヨナラホームランだったので史上9人目の2試合連続サヨナラホームラン達成と言う離れ業。打たれたショックで写真もブレブレに。
薮田はここの所、1~2点差で出てきては2試合連続で2アウト満塁のピンチを作ったり、勝ち越し打を許したり、とほとんど安定感がなかった。で、8回裏、益田がきっちり三者凡退で抑えようとしているところで、
「これ、1点差のまま薮田出てきたらちょっとまずくないですかねえ?」
ということをファン仲間と話していた。実際この時は1-0で勝っていたのだが、ぶっちゃけまったく「勝っている気がしなかった」。それはつまり、9回に安定感がない薮田が出てくることによって試合が大きく動くのではないかと言う危惧があったからだ。
しかも益田がきっちり三者凡退に仕留めたため、9回裏の攻撃は3番・後藤、4番・李大浩、5番・バルディリスと中軸にまわる展開。9回表に何とか点を入れることができたら良かったものの、あっさり三者凡退に終わって、正直一番迎えたくない展開を迎えてしまった。
そして運命の9回裏。後藤こそ仕留めたが、李大浩にヒットを打たれ、バルディリスに回ってきてしまった。3試合連続ホームラン中、しかも前日もサヨナラホームランを打ってるとだけあって、正直今日のオリックスのスタメンで一番こういう場面に回したくない選手。ぼくは、約1年前のあの日を思い出していた。
2011年6月5日。ナゴヤドームでの中日×ロッテ戦。0-0で迎えた9回裏2アウト、バッターは前日の試合で劇的なサヨナラホームランを放った中日の平田。カーンと右中間に舞った打球はそのままライトスタンドへ消えた。人生で初めて生観戦したサヨナラホームランは、史上8人目の「2試合連続サヨナラホームラン」だった。
あの時もバッテリーは薮田-里崎だった。そして、あの時も前日平田にサヨナラホームランを浴びたのは西武だった。今思うと、奇妙な一致点がぞろぞろと出てくる。
ここでホームランが出ればサヨナラ。ぼくはぶっちゃけ、ここはバルディリスを歩かせてもいいと思っていた。次の北川勝負でゲッツー狙ってもいいし、ゲッツーじゃなくても北川の次はルーキーの川端。二塁に足の速い代走・駿太を置くことになっても、無理して攻めることはない気がしていた。
しかし強気の攻めが売りの薮田と里崎。逃げることなく直球勝負でバルディリスに立ち向かっていった。結果、史上8人目に続いて、史上9人目の2試合連続サヨナラホームランを見届ける羽目となってしまった。
実はサヨナラホームランの打球は良く見ていない。最初、みんながレフトのポール際を立ち上がりながら見ているのでファールなのかと思っていたら、えらい歓声と電光掲示板の「☆HOME RUN☆」の文字で、サヨナラホームランを食らったのかと気づいた。と同時に、ものすごい勢いで全身から力が抜け、その場にへたり込んでしまった。
悔しかった。本当に悔しかった。けど、ここで薮田を責めるべきではない、と思った。隣で「てめぇ何やってんだよ!!!」とマジギレしてたファンもいたが、ここは打ったバルディリスを素直に褒めるべきだろうと。ただ、それでも悔しいので、「くっそー!」とは叫んだけど。
先発・グライシンガーは責められない。というか、7回3安打無失点なんだから(本当に安心して見てられた)、むしろこれで白星がつかないほうがおかしい。益田もものすごく良かった。
昨日の一番の誤算は打線だったと思う。
オリックス先発・フィガロはかなり制球に苦しんでいた。プレイボール直後、岡田が4球連続ボールで出塁した時点でそれは明白だった。毎回のようにランナーを出してたのに、ボール球に手を出しまくって結局凡退。なんやかんやで根元のタイムリー1本に抑えられてしまった。もうちょっとボールを見極めていれば、少なくともあと3点は入ってたはず。
ただ、初スタメンだった工藤は良かった。先制の起点にもなったし、他の打席でもあっさりじゃなくて粘って粘って凡退してたし。守備はもう折り紙つきなので、あれだけ粘れるなら何試合か1番任せてもおもしろそうだな、と感じた。
ということで、次の参戦は再来週のナゴヤドームの予定。次こそ、昨年8月30日以来の勝利を目指して、マリーンズファイティン!
しかし、ほんとに悔しいわ・・・。
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