そういえば、先週バイトの面接に行ったんだった。
教えることを身につけたい、けどぼくには決定的に学力がない。
とりあえず色々見ていると、「個別塾講師」ではなく「学習サポートスタッフ」という職種があった。
仕事内容を確認しても、子どもたちの様子をうかがうのがメインっぽい・・・?
これならいけそうだな、と、深夜見つけたテンションそのままで早速Web応募した。
すると自動返信ながら「面接の日取りを決めたいので近いうちに連絡します」とメールを受信。
この前に違う個別指導塾にたった5時間で玉砕されていたせいもあって、期待に胸が膨らんだ。
これが5月の末の金曜日の話である。
それからあっという間に話は進むかと思われたが、ぜんぜんそんなことはなかった。
一向に面接の電話が来ないのだ。こっちはいつ入るか分からん面接の為に1週間空けてるのに。
結局、1週間後の金曜の夕方、しびれを切らして電話する羽目となった。
すると、とんとん拍子で面接の日取りが決まったのだ。あの深夜のWebエントリーの意味、全くなし。
こうしてカッターシャツ着て面接に向かったのが先週水曜の昼だった。
ところが面接を受けてみると、どう考えても職種はがっつり「個別塾講師」そのものだった。
面接の最後30分かけて、中学程度の英語と数学の試験を課された時点でそれは明白だった。
ちなみにどっちも得意じゃない(むしろ数学は子どもの頃から大っ嫌い)ので、内容は散々。
面接後の蒸し暑い帰り道、おれはいろいろな科目を教える講師は身に合ってない、と凹んだ。
やるにはユーティリティプレイヤーじゃなくて、ひとつのポジションを極めていくしかない。
気が付けば駅までの道を大幅に通り越して、もう少しで30分に1本の電車に遅れるところだった。
気が付けば駅までの道を大幅に通り越して、もう少しで30分に1本の電車に遅れるところだった。
・・・その翌日、不可解な出来事が起こった。
昼、ベッドでうとうとしていると、突然Androidが爆音でジュディマリの「Over Drive」を奏でた。
電話だ。見てみると登録してない携帯の番号。あ、これ、たぶんあの塾の関係者だ。
と、慌てて出ると、予想はビンゴだった。しかも相手は採用担当者と来たもんだ。
もう合否来たのか、と身構えるぼく。しかし採用担当者はとんでもないことを言い出した。
「この度はご応募頂き有難うございます。つきましては、遅くなりましたが面接の日程を・・・」
はぇ?
「あのすいません、昨日既に面接終わったんですけども」
「えっ?」
「応募してから1週間経過してもお電話なかったので、金曜にこちらから電話して昨日面接を・・・」
「あっ、そうでしたか、それは大変失礼いたしました。それなら大丈夫です」
・・・と、電話を切ったのだが、着信履歴を見返すと金曜面接日を決めた時と同じ番号だった。
ってことはたぶんあの日の夕方と同じ人が電話をかけてきたはず。
講師募集のWeb掲載期限が今朝だった事、金曜夕方に直接電話で問い合わせた事。
全てをひっくるめて考えると、どうもぼくは電話とWeb、両方でエントリーした事になってたらしい。
それにしたってWeb応募を2週間放置するのか、と思うし、何より情報管理どうなってんの?と。
そういえば、採用担当者の口ぶりは2度目だったのに口調は明らかに「初めまして」のそれだった。
・・・2,3日迷ったけど、この辺の事情も加味して、採用通知が来てもお世話にならないことにした。
ちなみに「1週間以内に合否をお知らせします」と言われたが、1週間以上経っても来てない。
きっともうぼくに用はないんだろう。
(※2013/6/23追記 その後結局不採用通知が来た。まあこっちから願い下げ状態でしたが)
(※2013/6/23追記 その後結局不採用通知が来た。まあこっちから願い下げ状態でしたが)
自分はユーティリティプレイヤーになれないことと、帰りに食べたカルピスドーナツが甘かったこと。
この2つだけを残して、あの蒸し暑い日の事はそっと記憶から消そう、と思った。
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